採用情報

製造現場において、望遠鏡の製作作業を担当しています。仕様決定や設計、組み立てなどが主な業務です。この手のメーカーは部門によって担当業務が分かれていることが多いのですが、その全工程を全員が担当するのがうちの会社の特長です。

子どもの頃にハレー彗星が地球に接近し、父親がそれを観察するために天体望遠鏡を買ってきたことが宇宙に興味を持つようになったきっかけです。大学でも天文学を研究していまして、当時、地元に新しい天文台ができました。この望遠鏡をつくったのが西村製作所で、製品を通じて会社に興味を持ったことが今の仕事につながっています。

私は、天文学を勉強したことから望遠鏡の会社に入社しましたが、天文マニアばかりの会社というよりは、むしろそうではない普通の人のほうが多いです。技術力を武器に精度の高い製品を作ることが強みの会社なので、ものづくりが好きという人のほうがハマる会社ではないかと思います。

どんな仕事でもやってみないとわからないことって多いですよね。やりたいことがあって会社を選ぶのは当然ですが、あまり先入観を持ちすぎずに始めたほうがいいと思います。うちの会社はこんな事業内容だけに先入観が入りやすいですが、そこはフラットな気持ちで入ってきてほしいと思います。

新規の望遠鏡製作や、既設の望遠鏡に対する補修などを担当しています。新規は全てが新しいですが、補修作業では古い望遠鏡に出くわすことも多いので、望遠鏡もこの期間にずいぶん進化したな、と感じながら仕事をしています。

前職は大学でポスドク（研究職）をしていました。日本だけでなく海外でも研究職をしていましたが、あまり長く海外生活をするのもどうかと思い、帰国して当時研究していたレーザーの知識を生かせる仕事を探して光学機器のメーカーである西村製作所に入社しました。

望遠鏡には観測装置が付き物です。この部分の技術を高めて観測の制度を高めていくことは大きな課題です。夜空の星を見るとキラキラと瞬いていますが、これは大気の動きによるものです。見た目にはきれいですが観測側から見るとノイズです。
これをノイズキャンセリングする技術も発達しており、データ解析技術と相まってめざましく進歩しています。今後はこうした部分でも自社製品の性能を高めて観測技術の向上に貢献していきたいですね。

製造している製品の関係上、好奇心や積極性に富んでいる人に適している業種です。そんなに人が多い会社ではないので、希望すれば新しいことにもどんどんチャレンジできるので、得意なことを見つけてどんどん伸ばしていってほしいと思います。興味と仕事がうまくハマれば、それはきっと天職になります。